Nutanix Filesを削除する手順を紹介します。
Filesは1TBまで無償で使えるため、制限内であればライセンス違反などで警告されることなく利用することができます。
そのため、お試しで導入するときやE/Uの元への納品前にFilesの動きを試そうとされる方が稀にいましたので、試し終わった際に削除するシチュエーションがありました。
そういった場合に削除する方法と削除される際の動作について説明します。
Nutanix Files削除の流れ
Filesを削除する手順は非常に簡単です。
手順としては、
手順としては、
1.DNSレコードの削除
2.ドメインコントローラー上のコンピュータアカウント削除
3.Filesの削除
このような処理が必要になります。
ただし、これらの処理はPrismからの操作で完結することが可能です。
DNSレコードの削除
今回は「Files」という名前のNutanix Filesを削除する流れで説明します。Filesは初回作成時、自動的にDNSレコードとドメインのコンピュータアカウントを作成されます。
Filesを削除する際に、これらの情報を残さないようにします。
削除対象のFilesを選択後、右下の「Delete」をクリックし、表示されたポップアップから「OPEN DNS Settings」を選択します。
さらに表示されたポップアップにて「Automatic」にチェックした状態のまま、下部のプルダウンメニューから「Delete entries」を選択し、「Submit」をクリックします。
さらにポップアップが表示されるので、「Delete Entries」をクリックします。
さらに続けてポップアップが表示されます。
Filesが登録されているDNSの管理者情報を入力し、「Submit」をクリックすることでFilesのDNSレコードが削除されます。
1分ほどで、DNSを確認するとFilesのレコードが削除されます。
以上でDNSレコードの削除は完了です。
ドメイン上のコンピューターアカウントを削除
次にドメイン上のコンピューターアカウントを削除します。先ほどと同じように、Filesを選択して右下の「Delete」を同じポップアップ上の「Leave Domain」をクリックします。
「Leave Domain」→「Leave Domain」と進みます。
コンピューターアカウントの削除が開始されます。
1分ほどで削除が完了します。
Filesの削除
最後にFilesの削除を行います。
ここでも先ほどと同様に、削除対象のFilesを選択して、右下の「Delete」を選択することで、「Delete File Server」と表示されたポップアップが表示されます。
「Delete Specific related entries」にチェックを付け、「Delete」を選択します。
ここでも先ほどと同様に、削除対象のFilesを選択して、右下の「Delete」を選択することで、「Delete File Server」と表示されたポップアップが表示されます。
「Delete Specific related entries」にチェックを付け、「Delete」を選択します。
最後にまたポップアップが表示されるので、「Delete」をクリックすることで削除が開始されます。
Prismの一覧からFilesが表記が消えたら、削除完了です。
まとめ
Filesを削除するためには作成時に自動的に登録される情報を削除する必要があります。
これらの削除はPrismからの操作で完結するため、簡単に削除することができます。
また、最後のポップアップにて「Retain all the related entities」を選択することで、Protection Domainに登録されたバックアップの設定は残りますので、復元することが可能です。
これらの削除はPrismからの操作で完結するため、簡単に削除することができます。
また、最後のポップアップにて「Retain all the related entities」を選択することで、Protection Domainに登録されたバックアップの設定は残りますので、復元することが可能です。
一般的にFilesはNutanixを使い続ける限りは移行する必要がないので、あまり削除するシチュエーションは無いと思いますが、必要であればここで紹介した手順を参考にして頂けると幸いです。
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