昨今、様々なものをターゲットに分析というキーワードが注目されています。
そもそも、分析とはどのようなものなのかを検索してみると、
「分析:物事をいくつかの要素に分け、その要素・成分・構成などを細かい点まではっきりさせること。」
とあります。
分析という取り組みには様々な目的があると思いますが潜在的な課題や問題を抽出し、改善すべき点を見つけることが分析の一つの利用方法になります。
今回ご紹介するFile AnalyticsはNutanix Filesの分析を行うことが出来ます。
この記事ではFile Analyticsの導入手順をご説明します。
File Analyticsの導入
File AnalyticsはNutanixのクラスター上の仮想アプライアンスとして動作します。導入はPrismから簡単にデプロイが可能です。
Prismの左上のメニューから「File Server」に移動して、右上の「Deploy File Analytics」を選択します。
このようなウィンドウが表示されるので、「Deploy」を選択します。
初回デプロイ時はFile Analyticsのバイナリをインターネットからダウンロードを行います。
(インターネットへ接続がない環境では予めNutanix Support Potalからバイナリを手動でダウンロードし、下部の「upload the File Analytics binary」からアップロードが可能です。)
任意のバージョンを指定し、ダウンロードを完了してください。
なお、本環境ではv2.1.0を利用しています。
ダウンロードが完了すると、そのままFile Analyticsのパラメーター指定画面が表示されます。
上の赤枠には、ホスト名やネットワーク情報の指定を行います。
ここで、File Analyticsが所属するネットワークはFSVMのクライアント側ネットワークを指定する必要があります。
下の赤枠にはFile Analyticsのリソースを指定します。
本番環境では少し大きめのリソースが必要になりますが、検証レベルであればデフォルトでも問題ありません。
各項目入力後に下部の「Deploy」を選択することで、仮想アプライアンスのデプロイが開始されます。
デプロイは数分で完了します。
正常にデプロイに成功すると、仮想マシン一覧でFile Analyticsの仮想アプライアンスが起動していることが確認出来ます。
デプロイ後はFile AnalyticsとNutanix Filesを関連付ける必要があります。
分析対象のFilesを選択し、「File Analytics」をクリックします。
データを保持する期間を指定し、使用しているディレクトリサービスの認証情報を入力します。
File Analyticsでは最大で1年のデータを保持することが出来ます。
File Analyticsのダッシュボード画面が表示されます。
デプロイ・紐付け直後はデータが存在しないため、グラフの動きはほとんどない状態となります。
以上でFile Analyticsの導入は完了になります。
次回はFile Analyticsの利用方法をご紹介いたします。
次回はFile Analyticsの利用方法をご紹介いたします。
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